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■ 60歳 男性 肝硬変
もう5年前のことですが、60才の男性で、顔色が真っ黒で、見るからに肝臓が悪そうだな〜と思える患者さんが相談に見えらました。ウコンが肝臓にいいと聞いてきたといわれるのです。お話を聞くと、案の定、「肝硬変」と診断されていました。
もともと建築業をされていて良くお酒を飲まれる機会がたくさんあり、かなり肝臓に悪いことをしてきたそうです。その時の肝臓の数値GOT、GPTの値が両方とも500以上(正常値は40以下)。血液検査の紙を見せていただきましたがびっくりしました。
よく話を聞くと、病院からは絶対安静、仕事は止めなさい、家で静養しなさいと言われていたそうです。わたしは「そこまで肝硬変が悪い状態までいったらウコンでは、効果ないと思いますし、そんなレベルではないと思いますよ。もっと肝臓が回復するような筋道を立ててそれに沿った提案をしますよ。」といいました。
そこで、こういう漢方薬等を肝硬変の治療補助に組み立てたらどうでしょう?と提案して、ご理解していただき、漢方薬等を治療補助に役立てていこうということになったのです。漢方薬は半年くらい結果を見てくださいねと言っておきました。
以下はそれから半年ばかりの肝臓の数値の経過です。
H8年3月 GOT(AST),GPT(ALT) ともに500以上
H8年4月 GOT(AST),GPT(ALT) ともに500以上 (やや少し上がりました)
H8年5月 GOT(AST) 265, GPT(ALT) 261
H8年6月 GOT(AST) 59, GPT(ALT) 46
H8年7月 GOT(AST) 61, GPT(ALT) 47
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以降は、もう見せていただいていませんが、身体が動き、仕事や旅行までいけるようになったとおっしゃられていました。数値はほぼ境界値までいったので良かったです。
本当にこの肝硬変患者さんの手助けができてよかったと思います。我々は、可能性を信じていただける方のお手伝いしかできないのですから。
結局1年くらい続けられて休薬しました。そのころには顔色も変わっていました。肝硬変もほとんど克服されたようです。
■ 50歳台 男性 肝硬変と肝臓癌を併発
この方は、50代の「先生」といわれる部類の方ですが、3年前、肝硬変から肝臓癌になって、同じように顔色が真っ黒で、非常に身体もきつく、医師や周りからも「そうもたないだろう」と思われていました。 私も、顔色と体調を見て「結構厳しいかな〜」って正直そう思っていました。自信ははっきりいってなく、「何とか少しでも改善できたらいいな」と思っていたのです。
しかし、その先生は、もう病院以外に頼ることなく、君の言うことは信じるから、何でも良いものを出してくれと言ったのです。
私は「そう言われても、先生! 結構状況は厳しいから、いくつか高価な漢方も組合させていただきますよ。」と言いますと…
先生は「可能性には賭けてみたいから構わない。」とおっしゃるのです。
そのために、こちらも慎重に漢方薬を選ばさせていただきました。
3ヶ月ぐらい経つと、顔色もずいぶん良くなり、身体も楽で精神的にも十分余裕が出てきたようです。話していても生命力があるのです。
しかし、体の中に肝硬変と癌を抱えていることには間違いなく、体力があると入院して抗がん剤等の身体にきつい療法をされて、また退院して漢方薬を続けるということの繰り返しです。
退院したときは、やはりきつい療法のため、肝臓の数値が悪くなってくるのですが、だんだん自宅療養に漢方薬等を組み合わせていくと良くなっていきますので、主治医の先生は不思議がっています。
そのため、現在3年目なのですが、非常に元気で、また入院しての治療を行うとのことです。
さっきもその先生と話していたのですが、友人から「○○先生、3年前は本当にもうもたないと思っていましたよ。 今は顔色が良くてお元気ですね。 身体が悪いようには見えません!」って言われたそうです。
私どもも、「確かに肝硬変と肝臓癌だったよね。 もう3年過ぎてるんだけど…」と内心思っています。
確かに、運命は出会いによって変わると思います。
私どもで肝硬変や腹水やC型肝炎等の患者さん及びご家族のお役に立てれば幸いです。
(文責:中尾)
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