「糖尿病で目の前が白く濁ってきて見えづらくなって。病院からは、「糖尿病性網膜症」って言われているんだけど…これは、一生治らないのかしら?」
「レーザー治療で、目を何度か焼いてるのだけど、一向に良くならないんです。私の眼は、どうなってしまうんでしょう…」
そこで私は糖尿病性網膜症の漢方アドバイスを行いました。3ヶ月後、お伝えした漢方を続けたところ、
「目の白いものが無くなって、顔がはっきり見えるようになった。病院からもレーザー治療をしなくていい言われたのよ」と喜んでくださいました。
そうです。糖尿病性網膜症でもきちんと漢方薬で対策すれば改善するのです。
糖尿病でご相談されるお客様から、このようなことをよく伺います。
糖尿病治療は、一般的には血糖降下剤やインスリン注射などの病院治療薬で、
血糖値やヘモグロビンA1cの値をコントロールしていきます。
しかし、それでもなぜ、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経症、糖尿性腎症など、
身体に異常が起こってしまうのでしょうか。
実は、血糖値やインスリンとは別の原因があるからなんです。
今のあなたの身体は、生まれてからの十何年の生活の積み重ねで成り立っています。
そのため、そもそもの身体のベースが弱っていると、治療を受けているにも関わらず、
一向に良くならないという事が起きてしまうのです。
糖尿病の合併症(網膜症、神経症、腎症)になると、残りの人生をどう過ごせばいいだろう、
前みたいな状態に戻ることはできるのだろうか、そのように今後の自分の人生に
ついて悩んでしまうことも少なくありません。
そもそも、なぜ、糖尿病における合併症が起こってしまうのでしょうか。
まず、ほとんどが血栓ができて様々な血管に目詰まりが起きていることです。
そして、血のめぐりが悪くなり、血管自体が酸化して脆くなって、
出血を起こしてしまいます。
血栓が目に詰まると「糖尿病性網膜症」
血栓が手や足先の末端に詰まると「糖尿病性神経症」
血栓が腎臓細胞につまったり、タンパクが漏れ出したりすると「糖尿病性腎症」
いわゆる「糖尿病合併症」が起こります。さらに、脳梗塞、心筋梗塞、
足の壊死などが引き起こる可能性も含まれています。
自分の身体の中では、血液の粘度が高まり、血管が硬くなってしまい、血栓ができやすくなってしまっている…。それでは一体どうすればいいのでしょうか?
相談堂では、つぎの3つの方針で漢方処方のご提案をしております。
1.血栓のできやすい状態から、血栓のできにくいサラサラ血液にしていきます
解毒分解のはたらきがある、肝臓を元気にすることで、身体の解毒機能をアップし、血液を汚している原因物質を取り除きやすくします。そうすることで、血栓予防が期待できます。
2.インシュリンが出るように、すい臓に良い栄養素とホルモン活性を高めます
弱ったすい臓に、栄養や酵素をあたえ元気になるようにします。インシュリンも材料がないと作れません。すい臓や肝臓、心臓、腎臓という内臓を元気にし、身体のホルモン活性を高めましょう。
そうすると血行も改善し、疲れにくい身体になってきます。また弱った神経も修復していきます。
3.血管をしなやかにして、酸化で動脈が硬くなる動脈硬化を防ぎます
長年の食生活習慣によって、血管をしなやかにする成分エラスチンが減り、酸化を引き起こす活性酸素が増え、血中に※粥腫(じゅくしゅ)が生じ、血管が裂けやすくなり、血栓が起こりやすくなってきます。
そのため、血管をしなやかにしていくことで、そのような状態を改善していきます。
※粥腫(じゅくしゅ)…別名プラーク、アテローム
血管の内膜に、コレステロールや脂肪などの物質、マクロファージと言われる物質が沈着したものです。
現代の糖尿病治療において一般的に一番大きな目標は、合併症の予防と発症の抑制です。糖尿病合併症は、糖尿病そのものを良くしようとしても、残念ながら合併症自体は改善されません。
そのため、一般的な西洋的治療法として、合併症がこれ以上進行しないように防ぐことが主体となってきます。きつい食事制限や厳しい生活習慣、自己治癒力の低下、治療薬の副作用のリスクなど、大変お辛い思いをされている糖尿病患者様もいらっしゃいます。
だから相談堂では、漢方薬による3つの方法で自己治癒力を引き出す処方をご提案していきたいと思っております。
糖尿病や糖尿病性網膜症の予防・対策・進行抑制には、
私たち相談堂にまずご相談してみてください。
記事監修:薬剤師 中尾典義
薬剤師免許取得。吉富製薬鞄結梃、究所研究員として従事。その後、病院の薬剤師として臨床経験を積む。1995年家業(薬局)を継ぎ榎屋相談薬舗叶ン立。現在では元NPO日本抗老化医学会実践指導士、(社)日本漢方連盟 漢方委員、ミスユニバースジャパン鹿児島認定漢方講師など多方面で活躍中。
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