【医師・薬剤師監修】 アトピー性皮膚炎と漢方
アトピー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎は、良くなったり・悪くなったりを繰り返す、痒みのある湿疹を主な病変とする疾患で、患者さんの多くはアトピー素因を持つ疾患と定義されています。アトピー素因とは、家族や本人に気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちのいずれかの疾患があること、または、IgE抗体というアレルギーを起こす免疫物質を体内で産生しやすい素因のことを言います。
アトピー性皮膚炎の病態 皮膚バリア、アレルギー炎症、痒みの3つの点から考えると理解しやすいです。
・皮膚バリア
更に、掻いて傷が出来たり、角層が剥がれたりすると更に皮膚バリア機能が低下してしまい、様々な物質による刺激を受けて炎症が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。 ・アレルギー炎症 ・痒み
一般的な治療 現在行われている主な治療は以下のようなものです。 ・塗り薬
・ステロイド軟膏
しかし、ステロイド軟膏には、その炎症を抑える効果の強さによって5段階にクラスが分けられており、皮膚の薄いところには弱いクラスの薬を、皮膚が厚いところには強いクラスの薬、炎症の強い部位には強いクラスの薬、炎症が弱い部分には弱いクラスの薬というように、医師は副作用がでないようにステロイド軟膏を適切に使い分けていますので、医師の指示を守って適切に使用する分には副作用を心配するような事はありません。
副作用が怖いからと言って、酷い炎症が起こっているのに、弱い薬を使っていてはいつまで経っても炎症を抑える事はできません。これは、山火事をバケツリレーで消火しようとしているようなものです。
・タクロリムス軟膏
・飲み薬
・保湿
・アレルゲンの対策
アトピー性皮膚炎に対する漢方の効果 アトピー性皮膚炎に対する漢方薬の有用性を検討した臨床試験の数は少ないのが現状です。それらの結果では、ある薬剤がアトピー性皮膚炎に効果があったとする報告や、逆にその薬剤は効果がなかったという報告もあり、「○○という漢方薬がアトピー性皮膚炎に効果がある」という決定的なお薬は存在しないのが現状です。
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記事監修:薬剤師 中尾典義
薬剤師免許取得。吉富製薬鞄結梃、究所研究員として従事。その後、病院の薬剤師として臨床経験を積む。1995年家業(薬局)を継ぎ榎屋相談薬舗叶ン立。現在では元NPO日本抗老化医学会実践指導士、(社)日本漢方連盟 漢方委員、ミスユニバースジャパン鹿児島認定漢方講師など多方面で活躍。
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