【医師・薬剤師監修】 胃酸過多症と漢方胃酸の働きと胃酸過多症 胃酸は、強い酸性であり、食物の消化を助けたり、食事と共に入ってきた細菌を強い酸で殺したりする、重要な働きを担っています。しかし、何らかの原因で胃酸が多く分泌されたり、本来は胃酸がそれほど必要ではない時間帯(胃の中に食物が入っていない時)に分泌されたりすることで、様々な弊害が起こることがあり、このような状態を胃酸過多症と呼んでいます。
しかし、現在では皆さんがご存知のようにピロリ菌は胃の中に住んでいて、胃がんの原因になったりしますね。ピロリ菌はアンモニアを産生して胃酸を中和する事で、胃の中に住むことができるのです。
胃酸過多症の症状 胸やけ、胃もたれ、胃の痛み、げっぷ、といった症状の他に、胃酸が口まで逆流してくることで口臭の症状や喉への刺激で空咳が現れることもあります。
胃酸過多症の原因 ・食事 暴飲暴食を繰り返す食生活を続けていますと胃酸過多になることがあります。大量の飲食物の消化には時間がかかりますので、胃の中に長い時間未消化の食べ物が滞在することになり、そうすると消化のために胃酸が多く長時間に渡って分泌されるようになります。これが習慣化すると、身体がその環境に適応して、胃酸が多く長く分泌されるようになります。
・ストレス 胃はストレスに反応しやすい臓器です。ストレスを感じると交感神経が活性化されますが、そうすると対になっている副交感神経も活性化され、副交感神経の働きが活発になりますと、胃酸の分泌が促されます。
・高ガストリン血症 ガストリンはホルモンの一種で胃酸分泌を促します。上でも述べましたが、ピロリ菌は胃酸を中和するためにアンモニアを産生します。そうするとアンモニアに対抗するためにガストリンが分泌され、その結果胃酸分泌が促進されます。
胃酸過多症の治療と予防 ストレスをためない、食生活を改善する、ということが基本になります。病院で薬を処方してもらうことも可能です。胃薬には働きにより数種類に分けられますが、胃酸分泌を抑えるタイプの胃薬(H2ブロッカーやPPI)は即効性が期待できます。
胃酸過多症と漢方 胃の働きを改善する漢方薬はいくつか種類があります。自身の体質にあった漢方薬を処方してもらうことで胃酸過多症が改善する可能性があります。 |
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記事監修:薬剤師 中尾典義
薬剤師免許取得。吉富製薬鞄結梃、究所研究員として従事。その後、病院の薬剤師として臨床経験を積む。1995年家業(薬局)を継ぎ榎屋相談薬舗叶ン立。現在では元NPO日本抗老化医学会実践指導士、(社)日本漢方連盟 漢方委員、ミスユニバースジャパン鹿児島認定漢方講師など多方面で活躍。
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