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糸球体腎炎の漢方相談

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【薬剤師監修】 糸球体腎炎と漢方

腎臓の働き

腎臓は、尿をつくる臓器で、左右の背中近くに2つ備わっています。身体の中の老廃物を尿として体外に排出する働き、尿量を調整することによる身体の水分量の調節、ナトリウムやカリウムといった電解質を尿中に排出する量を調整し体内の電解質の量を調整する働きに加え、造血ホルモン(エリスロポエチン)を分泌したり、骨を丈夫にする活性型ビタミンDを調節したりと、非常に重要な働きを担っています。また、水分や電解質の調整を行う事で、血圧の調整も行っています。

 

腎臓の病気の種類

腎臓が悪くなった時に通院する先として、腎臓内科や泌尿器科を思い浮かべると思います。腎臓内科や小児科で扱う病気としては、腎炎や慢性腎不全、ネフローゼ症候群などがあり、泌尿器科で扱う疾患としては腎がんや腎結石など外科的な処置が必要なものがあります。

 

尿ができる仕組みと糸球体

腎臓の中の構造で、尿をつくる構造をネフロンといいます。腎臓にはネフロンが約100万個あると言われています。ネフロンの最初の部分には毛細血管が毛糸玉のようにぐるぐると巻かれ集まった部分があり、この部分を糸球体と呼んでいます。糸球体の周りにはボウマンのうという袋があり、糸球体は血液をボーマン嚢に濾しだす働きをしています。

 

この濾しだされた液が原尿という尿の元になる液体です。原尿には老廃物の他にも身体に必要な成分も含まれているので、このあとに続く管で必要な成分を回収して、最終的な尿ができあがります。

 

糸球体腎炎とは

先ほど述べた糸球体に炎症が起こり、血尿や蛋白尿が出る病気を糸球体腎炎と呼びます。この場合、血尿は目に見える血尿(肉眼的血尿)の場合もあれば、肉眼では正常な色に見える血尿(顕微鏡的血尿)の場合もあります。

 

糸球体腎炎には


・急性糸球体腎炎
・慢性糸球体腎炎


があります。

 

急性糸球体腎炎

細菌による扁桃・喉や皮膚の細菌感染(溶血性連鎖球菌など)による炎症をきっかけに、起こります。風邪のような症状がおさまって、1〜2週間後に、血尿や蛋白尿、浮腫、高血圧、全身倦怠感、頭痛、嘔気などの症状が出現して発症します。

 

重症の場合は、尿が全く出なくなり、肺まで浮腫んでしまい、一時的に人工透析が必要になる場合もあります。治療は、急性期には原因となった細菌を殺す抗生物質の使用や、降圧薬、利尿薬が使用される事があります。

 

その他に、安静、保温、や食事制限(水分、塩分、タンパク質の制限)などの腎臓に負担をかけないような治療を行います。多くの場合は、急性期が過ぎると高血圧や浮腫などの激しい症状は改善し、1〜3か月後には血尿や蛋白尿も改善します。

 

6か月程で完全に治ってしまうことが多いとされており、慢性糸球体腎炎と違って完全に治るという事も特徴の一つです。その他の特徴として、4〜10歳くらまでの小児に多くみられます。ただ、成人や高齢者でもみられることはあります。


慢性体腎炎

慢性糸球体腎炎は、糸球体に炎症が起こった結果、血尿や蛋白尿が長期間(1年以上)続く病気の総称です。単一の病気ではなく、総称であって、この中に様々な種類の病名が含まれ症状の重篤度や顕微鏡で見た腎臓の組織像や治療法も異なります。

 

原因がはっきり分からないものが多いですが、免疫反応の異常によるものが多いと考えられています。薬物療法(降圧薬、利尿薬、ステロイドなど)や食事療法(減塩、タンパク制限)などが治療として用いられる事が多いですが、急性糸球体腎炎と違い完治が難しく、最終的に腎機能が高度に低下して人工透析に移行する患者さんもおられます。症状としては、血尿、蛋白尿、高血圧、浮腫などがあります。


糸球体腎炎と漢方

今回は漢方薬を内服する際の注意事項を掲載します。腎機能が低下しているときは、老廃物を体外に排出する能力が弱っているため、体内の薬物血中濃度が上昇しやすく、薬の副作用が起こりやすいため注意が必要です。

 

薬が長く体内に残ることで薬物の濃度が高くなりすぎて作用が強く出すぎて危険な事もあるので、用量を減らして処方しなければならない薬も多くありますので、自身の判断で漢方に限らず市販薬などを購入して内服することは絶対に控えた方がよいです。何か飲みたい薬やサプリがある時は、必ず主治医に相談してからにしましょう。

 

更に、漢方薬の中には副作用で腎障害を起こすものもあり、内服を希望する場合は、必ず主治医に許可を得てからにする必要があるでしょう。特に、アリストロキア酸という成分を含む漢方薬で、漢方薬腎症という腎障害が世界各国で発生した事例もありますので、厳重な注意が必要です。


腎炎になる前に定期的に飲んでいた市販薬、サプリ、漢方薬がある場合は、継続して内服してよいかどうかは必ず主治医や漢方に詳しい薬剤師に相談するようにしましょう。

 


 

 

 

 

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記事監修:薬剤師 中尾典義

薬剤師免許取得。吉富製薬鞄結梃、究所研究員として従事。その後、病院の薬剤師として臨床経験を積む。1995年家業(薬局)を継ぎ榎屋相談薬舗叶ン立。現在では元NPO日本抗老化医学会実践指導士、(社)日本漢方連盟 漢方委員、ミスユニバースジャパン鹿児島認定漢方講師など多方面で活躍。

 


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